◆仕事帰り、癒しとなる車窓からの風景


普段、通勤は地下鉄(大阪メトロ)を使っている。便利でよく使っているけど、窓から見える風景は真っ暗。地下なので当然と言えば当然だけど。
乗車時に周りを見ると、ほとんどの人はスマホに夢中になっている。今の時代、特段何の変哲もないいつもの光景。私は専ら読書に耽っている。地下のトンネルを走る電車、車窓を楽しむすべもない。外が明るいのか暗いのか、晴れているのか雨なのかもわからない。
仕事が終わり会社の外に出ると、晴れ渡った夕空。この夕暮れ時が一番好きな時間帯だ。「今日も一日よく頑張った」と心の中で自分に言い聞かせ、晴れ渡った淡いグラデーションの空、沈む夕日。そんな日は少し遠回りをしてでも空を見渡しながら電車に揺られて家に帰りたい。
地下鉄(メトロ)ではなく、近鉄電車の改札へと向かう。何度も通っている見慣れた駅構内だが、いつもと違う改札内の光景のように思えてくる。難波駅から上本町までは地下を潜り抜けるが、その先は外へ出て、しかも結構高い高架の上を走るので、大阪市内と東大阪市内の夕暮れ時の風景を車窓から拝見できる。そんな日は読書ではなく、ただ単に窓の外に目をやる。遠くにあべのハルカスも見える。
近鉄奈良線布施駅のホーム。一番最上階にあるこのホームの夕暮れ時は、なぜか「黄昏」という言葉が似あう。(とかってに私は思っている)
西に沈みゆく夕日を背景に、思い切って逆光で撮影する。
Hipstamaticがいい具合に雰囲気を醸し出してくれる。
今日も、お疲れさまでした。そしてまた明日、頑張ろう。
みなそうやって生きていくのだろう。
【Hipstamaticデータ】
- John Sレンズ
- Liteフィルム (1枚目)
- Melange CXフィルム (2枚目)
(画像を選択すると拡大します)
撮影場所は近鉄奈良線のホーム。夕暮れ時に逆光で撮影。大胆に太陽光を取り入れ車両や鉄塔、電線をシルエットに仕上げる。淡い感じな雰囲気と、まだ残る夕空の青味を残しながら編集しました。
コメントを残す