2025-02-16

そこに何があるのか

◆高野山真言宗 総本山に行った時のこと

高野山にて。袈裟を着たうしろ姿に思わず一枚。「かなり強度高めの無宗教」な私が、高野山真言宗 総本山に向かった。「そこに何があるのか」と。

行く前に数冊の書籍を読み浅はかだけどある程度の知識を持って足を運んだ。自らの人生の長さとは比較にならない宗教の歴史に抗うつもりはない。ただ、そこに何があり、何を求めるために人は信じて訪れるのかを見たかった。

結果、何を得たのかはわからない。

むしろたった数時間の滞在で「わかった」気になれば、それこそ愚かの骨頂だっただろう。私は自分が死んだら葬式もお墓も法事も不要であると伝えている(ただ残った遺族が最終判断を、とは言っている)遺影写真なんかとんでもない。家族で撮った写真を、部屋の片隅にそっと置いといて、1年に1回くらいたまに思い出してくれるだけでいい。死んだ人間のために生きている人が時間をつやさなくていいと考える。そっと、ふと思い出す程度でいい。忘れてしまったなら、それはそれでいい。何も問題はない。

他にもたくさんの宗教がある。すべてを知るのは結構な労力が必要だが、無宗教だからと言って宗教そのものは否定はしない。信じるのは自由である。ただ、なぜその宗教なのか、なぜ信じるのか、何があるのかは気になる。生活に根付いた宗教的な事象に、ただ単に無意識に過ごすのも悪くはないだろう。ただ、ここだけは抗いたい。「そこに何があるのか」「なぜ、その行いなのか」と。何を求め、なぜそれが行われるのかの意味を知っておきたい。知的好奇心なだけではない。人が人を惑わし惑わされやすいのが宗教だからである。


【Hipstamaticデータ】

  • Kally X3レンズ
  • Rock WJW-51フィルム

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右とか左とかの翼がどうのこうのという議論が嫌いなのですが、そんなの関係なくエンゲルスの「フォイエルバッハ論」を改めて読んでみようかと。20代の若造だった頃、「わかった気でいた」つもりで読んでみたことはあった。いま読みたい本が山ほど積もっている中で、どのタイミングで再読してみるか調整、、、できるかな。本棚にまだあったかな。なかったらとりあえず近日中に古本屋で漁ってみるとする。

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