2025-01-05

阪堺電車_001 阪堺線 大和川~我孫子道駅付近

◆紙に印刷したかのような質感に仕上がりにしてくれる「Hamplineフィルム」

阪堺電車は大阪の路面電車。
撮影場所は大和川駅から橋を渡ってすぐ、我孫子道駅の手前付近だったかと。
天気が良く大きな鉄塔と生い茂る草と葉っぱ、そして阪堺電車のどこか懐かしく心和ませてくれる雰囲気と走行音。せわしく生きている中で「何をそんなに競っているのか」とばかりにゆっくり過ぎていく。大阪の下町を縫うように走る阪堺電車は、幼いころの記憶とともに今もワクワクさせる不思議な乗り物。

少年時代「チンチン電車(路面電車のこと)とどっちが速いか競争や!」と、信号が青に変わったと同時に並行して自転車立ちこぎダッシュしていた、疲れ知らずの淡い時代を思い出す。
急行電車に乗れば早く家に帰れるけど、たまに時間をかけてゆっくり、あの独特の走行音を聞きながら下町の風情を目で追いながら帰るのも悪くない。

何度かなくなる話が出てきたけど、どうにかこうにか存続している阪堺電車。
便利さだけでは勝負できないかもしれないけど、人の心に響きいつまでも忘れられない記憶を残す路線だと思う。気持ちだけで営業できるわけではないが、どうかいつまでも残ってほしい。


【Hipstamaticデータ】

  • Frostyレンズ
  • Hamplineフィルム

(画像を選択すると拡大します)

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「Hamplineフィルム」は、紙に印刷(プリントアウト)した質感を楽しめるフィルム。背景がごちゃごちゃしているとその質感をうまく出せない場合もあるので、今回のように空をバックにするとか、シンプルな壁などを背景にするといい感じで仕上がると思います。

撮影時、カメラを持った少年たちも阪堺電車の車両を追っかけていました。画像の右端に2人の少年が写っています。結構な時間いたので相当好きなんでしょうね。私は車両そのものというより、日常の風景の中にある車両を撮るのが好きなので、このような構図となりました。

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